SDカードの修理と復元の違い
2017年4月1日投稿
電話で質問された時「SDカードを修理できますか」と言われる方が目立ってきました。
消えたので元(の状態)に戻してほしいという意味合いだと思いますが壊れたカード自体を治すことは出来ません。
思い出の写真や動画と一緒に、カードも直って返ってくると思われる方も多いのですがカードは直りません。
カードはそのまま壊れた状態です。
データ復元とは、思い出の写真や動画が戻ってくるだけです。
修理は物を直すだけ
修理の例ですが、携帯・ビデオカメラ・オーディオプレイヤーを修理する時、受付の人が「データが消えますが良いですか」と聞かれることが多いと思います。
修理の目的は機械を治すことですが、データの保持は目的としていないからです。
前述の通りデータ・機械も含め全て元に戻ると思われている方がいらっしゃるので、修理のあとデータが消えた・・・というケースは幾度となく繰り返されています。
修理の前にはデータはバックアップが必要です。
もしバックアップできず大切なデータであれば、データ復元の業者に依頼しましょう。
データ復元はデータを取り出すだけ
データ復元は機械は直しませんが、データだけ呼び出します。
修理の逆です。
SDカードやUSBメモリの場合も同様に、物を直すことは出来ませんが写真・動画・音楽といったデータを呼び出します。
余談ですがメモリーカードが故障した場合、修理なんて出来ません新品と交換です。
メモリーカードの修理上がり品・リファービッシュなんて聞いたこと無いですよね。
復元データを使用している端末で見るようにしています
ちなみに、業者に依頼した場合、呼び出された写真や動画はどうやって渡されるかというと、殆どの場合光ディスク(DVD・CDなど)やUSBメモリ、ハードディスクです。
光ディスクを渡されても困ってしまう人が多いので当社では、「新しいカード」にSDカードから復元したデータをコピーして端末で見えるようにしています。
と、いうことでチョッと分かりにくいですが修理と復元の話でした。